三条市建国記念の日を奉祝する市民の集い
令和6年2月11日(日・祝)開場 12:00
三条中央公民館
「建国記念の日」の11日、新潟県三条市で第37回となる「三条市建国記念の日を奉祝する市民の集い」が開かれ、約450人が参加して日本建国の理念の実現を誓った。

プログラム

三条市建国記念の日を奉祝する市民の集い
式典で君が代、神武天皇橿原奠都(かしはらてんと)の詔勅(しょうちょく)奉読、国旗に向かって橿原神宮と皇居を遙拝(ようはい)、御製奉唱、聖寿万歳などのあと、アトラクションも行われた。


齋藤弘文代表の式辞<全文>
まず始めに、去る1月1日に発生した、「令和六年能登半島地震」により被害を受けられたすべての方々へ、心からの哀悼の意を表します。この突然の災害がもたらした悲しみと苦難、失われた多くの尊い命に対し、支援と共感を捧げたいと思います。また、今このときも、救援活動に尽力されているすべての方々に、心からの感謝と敬意を表します。
さて本日は、第三十七回となります「三条市建国記念の日を奉祝する市民の集い」を開催致しましたところ、このように多数の皆さまのご出席をたまわり、盛大でかつ厳粛な式典を挙行する事が出来ますことに、主催者を代表して、心から厚くお礼申し上げます。
また、この集いを開催するにあたり、実行委員をはじめ関係諸団体、並びに、多くの篤志企業の方々からのご協賛を賜り、誠にありがとうございました。
さらに本日は三条市議会議長・阿部銀次郎様、三条商工会議所会頭・兼古耕一様、衆議院議員・国定勇人様、新潟県議会議員・河原井拓也様ほか、三条市議会議員の皆さまに、時節柄ご多忙のところ多数のご出席を賜りましたこと、誠に有難うございました。心より御礼申し上げます。
皇紀二六八四年となります本年は、第一二六代となります今上天皇がご即位され、令和六年となりました。
奈良時代、遣唐使に奏上したとされる好去好来の歌に、我が国は「言霊の幸はふ国」と表現されました。これは歌に詠まれた幸福が実現される国という意味だそうです。
ご存じの通り、元号「令和」は、日本最古の和歌集である万葉集、梅花の歌、から引用されました。
悠久の歴史と香り高き文化、四季折々の美しい自然、こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継いでいく、厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人一人が明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした国であろうとの願いが込められているそうです。
現在、我が国を取り巻く情勢は、ますます緊張と厳しさを増す一方です。
世界を見渡せば、未だ戦争や紛争は絶えず、中国やアメリカなど大国の動向は我が国の国際的立場に影響を及ぼすものですし、内政に目を移せば、天候不順や自然災害は頻発し、産業界では円安による原料価格の高騰や、物価、人件費などの急激な上昇により見通しは不透明です。
しかしその中でも、より良き日本の復興の兆しを見つけることもできます。それはこれからの祖国を担う、若者にこそ見ることができるのではないでしょうか。
昨年末には世界各国の十五歳の学力を測る国際学力調査の結果がまとまり、日本は課題とされていた「読解力」が大幅に改善し、すべての分野で世界トップレベルとなったことが発表されました。また、東大発ベンチャーに代表される、新しい技術を駆使した企業が誕生し、世界的な事業を起こす若い経営者も増えています。さらに災害時においては、率先してボランティア活動に献身する、多くの若者の姿をみることができるでしょう。
十九世紀のイギリスの作家、スマイルズは、「歴史を振り返ると、国家が苦境に立たされた時代こそ、もっとも実り多い時代だった。それを乗り越えて初めて、国家はさらなる高みに到達するからである」と言いました。
改めて、私たちは有史以来、数限りない国難を乗り越えてきた祖国の歴史に、自信と誇りを持つべきだと思います。世界でもっとも長く、神話から続く万世一系の天皇家を戴く国民の自信と誇りは、必ずや未来への希望へとつながっていくと思います。
本日、建国記念の日を奉祝するにあたり、祖国日本建国から今日まで、繁栄を受け継いできた先人達の志に感謝し、どのような時代にあっても、その建国の崇高な理念を守り、さらに発展させ、世界の繁栄と平和に貢献していく国民であることを、ご参集の皆様とともに確認したいと思います。
最後に、皇室の弥栄と日本国の隆盛を心より祈念申し上げ、式辞と致します。
令和六年二月十一日
三条市建国記念の日を奉祝する市民の集い
代表 齋藤弘文

アトラクション演目
うたで綴る日本の復興
東京ラプソディ
TOKYO物語
続TOKYO物語
フルートで綴る名曲
愛の挨拶
ベールギュント組曲より
私のお気に入り
Tomorrow
みんなで綴る春
早春賦
春のメドレー
いい日旅立ち
糸


出演者

ソプラノ
塚原はる美
Harumi Tsukahara
武蔵野音楽大学音楽学部声楽科卒業。二期会オペラスタジオ第32期修了。
コーロ・クイント、コーラスはなみずき、カナリヤの会、吉田児童センター合唱団カラフル指導者。新潟日報カルチャースクール三条およびメディアシップ教室講師。オペラや「第九」「メサイア」のソリストとして多数出演。二期会会員。燕市吉田在住。

アルト
井上信子
Nobuko Inoue
玉川大学芸術学科卒業。二期会オペラスタジオ第27期修了。
池辺晋一郎作曲ニューセンチュリーオペラ「てかがみ」に出演。ベートーベン「第九」、ヘンデル「メサイア」のアルトソロとして多数出演。現在県立巻高等学校講師。燕コーロ・スプラウト指揮者。新潟声楽協会会員。二期会会員。三条市出身、燕市吉田在住。

フルート
松井美瑞
Mizue Matsui
上野学園大学短期大学部音楽科卒業。
第32回新潟県音楽コンクール大賞受賞。県内各地で演奏活動を行うとともに、後進の指導にあたる。現在新潟日報カルチャースクール三条教室講師。三条市在住。

ピアノ
森田雅代
Masayo Morita
新潟大学教育学部音楽科ピアノ専攻卒業。
コーロ・クイント、コーラスはなみずきのピアニスト。後進の指導にあたるほか、合唱団や声楽のソロ、器楽等とのアンサンブルの伴奏ピアニストとして県央を中心に演奏活動している。弥彦ひばりの会指導者。弥彦村在住。